- URL
- https://marunouchi15.com/
- クライアント
- 三菱地所株式会社
- 公開日
- カテゴリー
- コミュニティ 共創 サイト構築 UGC醸成・活用
丸の内15丁目PROJECT.
2018年9月にスタートした三菱地所株式会社が運営するラグビーメディア「丸の内15丁目」。「ラグビーの新しい魅力に出会える街」をコンセプトに「ラグビー」と意外性の高いものを掛け合わせた 「ラグビー x 神社」「ラグビー x ビジネス」など”ありえない企画”を実現してきた。 2021年2月に情報を発信するだけのメディアからインタラクティブにコミュニケーションできるコミュニティサイトにリニューアルオープン。メルマガ会員からの立候補とSNSで声がけしたアンバサダーとともに”住民”(ユーザー)目線のコンテンツクリエーションを目指している。オンラインでは座談会やライブなど、オフラインでは丸の内でのリアルイベント、などオンラインとオフライン両面でラグビーファンのエンゲージメントを高めている。
2021年9月にはコミュニティサイト内にて、会員参加型の共創コーナー「15丁目のまちづくり」をオープンした。
本コーナーでは、「住民」(丸の内15丁目PROJECT.の会員)自身が面白いと感じる企画を投稿し、それを住民が投票でジャッジ。一定の投票数が集まったものは運営事務局にて検討を行い、最終的に選ばれた企画を住民と三菱地所株式会社が共にオンライン/オフラインの場で実現するという、ONE TEAM CITYを体現する取組となっている。
クライアント課題
情報を発信するだけで会員とのコミュニケーションが一方通行だったことと、ユーザー目線のコンテンツ制作ができていることに確信がもてないことに課題を感じていた。 そこで既存のメールマガジン会員にアンケートを送付して会員属性やファン区分、ラグビーの魅力や関心度などを定量/定性的に調査を行った。また熱量の高い住民を対象に座談会を実施。調査と座談会をとおして課題を具体的に抽出し、アンケートや座談会から得た結果を基にコミュニティ運営、リアルイベントやオンライン施策を展開している。
実施後の効果
従来のメールマガジン会員の属性を知る目的で実施したアンケート調査では比較的高い回答率となり、コロナ禍において動画配信やオンラインイベント施策が求められているという結果が得られた。そこで、オンラインイベント開催後にアーカイブ動画を作成して周知したところ、コンテンツの完全視聴率が24%と高い視聴率を示すことができた。
メールマガジン会員をスムーズにリニューアル後のコミュニティへ移行させるため実施したローンチ前のキックオフキャンペーンでは、サイト来訪者の42%が投稿するという想定以上の反響を得ながら、コミュニティが活性化された雰囲気でリニューアルオープンを迎えた。
現在はメールマガジンとSNSをとおしてアンバサダーを募集し、170名のアンバサダーが「住民」としてユーザー目線のコンテンツ制作とUGCの活性化に貢献している。運営担当者の「町長」と「住民」全員が集う座談会(現在はオンライン)を積極的に実施。その座談会で熱量の高い定性情報を獲得しキャンペーン施策やリアルイベントに生かしている。 毎月平均、アクション率25%前後、MAU45%以上、メルマガ開封率35%、直帰率27%と住民とのエンゲージメントを高めている。
■丸の内15丁目PROJECT.関連記事
MarkeZine連載
『Withコロナ時代、一歩先行く企業コミュニティの共創最前線』(2022年3月1日)
コミュニティの力で丸の内ブランドを盛り上げる!三菱地所がラグビーファンとまちづくりに乗り出したわけ