働きながら世界を旅する<#5キルギス編>

当社は1999年の創業以来、場所や時間、生活環境に縛られることなく、社員一人ひとりが最大限の能力を発揮できるよう取り組んでいます。
フルフレックスやフルリモートの実施、育児・介護との両立支援、さらに近年では国内外でのノマドワークなど、多様な働き方を社員とともに実現しています。社員が仕事と生活の両方を充実させることで、お互いによい影響を与え合い、組織全体の生産性と業務品質の向上に貢献しています。

この連載では、社員が自分らしい働き方を模索し、実践している様子をお伝えします。

はじめに

こんにちは。イーライフシンガポールオフィス所属のグローバルコンサルタント 坂元です。
私は昨年から念願のノマドワークを始めていて、月に2~3カ国を訪問し、その地での生活を体験しながら仕事をしています。
本ブログでは、私の海外ノマドワークの体験を通じて、仕事とプライベートのバランスを取る方法や、訪問した国々の文化、地元の人々との交流について連載していきます。
第5回目は、キルギス共和国でのノマドワークの様子をお届けします。

キルギス共和国について

前回のウズベキスタン共和国に続き、今回は中央アジアに位置するキルギス共和国を訪れました。面積は日本の約2分の1で、人口は約20分の1です。

まず、キルギスの首都で最大の都市であるビシュケクに行きました。 ビシュケクは天山山岳地帯のアラトー山脈に囲まれた美しい場所にあります。キルギス全体の約70~90%が山で構成されています。ビシュケクの人口は約100万人で、市内には緑豊かな公園や広場が点在しています。

散策とGoogle Maps

ビシュケクを散策した際、キルギスはこれまで訪れた国で最もGoogle Mapsを信頼できない国であることが分かりました。道が通行不能だったり、Google Maps上では営業している店が実際には存在しなかったりしました。そのため、迷ったり遠回りしたりすることが多く、大変でした。しかし、その混乱も旅の一部として楽しむことができました。ビシュケクは人口が少ないため、都市の中心から20分ほど歩くとすぐに郊外に出ることができ、新鮮な体験でした。

アラ・アルチャ国立公園

ビシュケクから1時間ほど離れたアラ・アルチャ国立公園で簡単なハイキングを楽しみました。私は多くの山を登った経験があるため、駐車場から1~2時間ほどのハイキングは、道が比較的整備されていたこともあり、簡単でした。天気は雲が多く、写真映えしませんでしたが、涼しくてハイキングには最適な気候でした。

ビシュケクの市場巡り

ビシュケク市民の台所といわれる巨大市場、オシュバザールを訪れました。遊牧民の暮らすキルギスならではの馬乳酒、牛乳、バター、チーズなどの乳製品や、ケフィール、スメタナなどのヨーグルト類も売っていました。地元の人からは、スリが多いことや偽警官による詐欺に注意するよう教えてもらいました。

キルギスは旧ソ連の国であり、町中にソ連に関連する建物や銅像が多く見られます。

ソビエト連邦の初代指導者ウラジーミル・イリイチ・レーニン

キルギスの人口の90%以上がイスラム教徒とされている国なので、セントラルモスクに行きました。このモスクは中央アジアで最も大きく、トルコ政府の支援を受けて2018年に完成しました。

ビシュケク郊外への小旅行

ビシュケクから2時間ほど離れたユネスコ世界遺産のブラーナタワーを訪れました。途中で大群の牛に出会い、外国の田舎ならではの体験を楽しめました。

ブラーナタワーはキルギス人にとって貴重な歴史的建物です。キルギスは遊牧民族のため、歴史的な建物が少ないからです。シルクロードの重要な拠点に位置するブラーナタワーは、何世紀にもわたる地震の影響で損傷を受けましたが、現在も高さ25メートルを保っています。塔の周りにはバラサグンの遺跡があり、その雰囲気は個人的にはかなり不気味に感じました。

次はイシク・クル湖を訪れ、その周辺で昼食をとりました。ここで食べた魚料理がキルギスで一番美味しかったです。長い間、肉中心の食生活だったため、久しぶりの魚料理に感動しました。キルギスでは魚料理は一般的ではありませんが、イシク・クル湖付近のチョルポン・アタ周辺では人気があるようです。

イシク・クル湖は数少ない古代湖の一つであり、キルギスで最も大きい湖で、世界で2番目に大きい高山湖です。山に囲まれているにもかかわらず、湖は決して凍ることがなく、その名はキルギス語で「熱い湖」を意味します。イシク・クル湖は地元の人々にとって定番の観光スポットです。湖をドライブしていると、その大きさから、まるで海のように感じました。

湖では船に乗り、紅茶と絶景の眺めを堪能して存分にリラックスすることができました。

帰り道では、音楽を聴きながらキルギスの自然を満喫しました。

キルギスのビジネスインサイト

ウズベキスタン同様、キルギスも人口が少なく、平均所得も日本と比較して低いため、EC経由で中央アジアの富裕層向けに商品を販売するのが良いと感じました。

次なる国はネパール!

自然豊かなキルギスでの経験は、私にとってかけがえのないものでした。空港に余裕を持って到着し、ネパール行きの飛行機を待つ間に仕事を進めました。

次回はネパールでの生活やノマドワークについて詳しくお伝えしますので、お楽しみに!